2022/06/17 23:08
以前から僕は分析的に小説を読むのが好きだったのだが、最近この傾向が加速しすぎているのか、ここ三ヶ月ほど、小説を読んで素直に面白いと思えることがほとんどなくなってきてしまっている。ちょっとまずいというか、これは雪山で遭難しているようなもので、この傾向が続くと本格的に危険である。このところ忙しすぎて本当に参っていて、精神的に立て直したいところ。体調も依然としてよくない。
2022/06/14 00:10
引き続き新作の初稿。
2022/06/12 23:17
本日は家族の会食があり箱根の湯本富士屋ホテルへ。ホスピタリティが高く料理も美味しく、大変良かった。天気は快晴で、6月の晴れ間は大変気持ちが良い。あじさいも咲いており綺麗だった。合間に某作品の初稿を進める。今日書き終わるので、明日から改稿。初稿はやはりおかしなところが多く、直さないと原稿にならないのは判っているのだが、あまりにも書き飛ばしすぎると〈おかしな初稿〉にすらならないので、改稿できる程度の水準のものに収めるのが毎回難しい。バランス感覚が求められる。
馳星周さんの『月の王』を読んでいる。フィクショナルな作品だと思っていたのだがかなり伝奇小説よりの作品で少し驚きつつ読んでいる。端的で硬質な文章が素晴らしく、そっけない描写も多いのだがその集積によりイメージを描く。本当に上手い。
最近は思うところがあり、Twitterをもうやめようかと思っている。ここでの更新をTwitterにダイジェスト的に流せないか、少し試してみようかと思う。
2022/06/11 01:31
最近インボイス制度のことを考えているとどうも気持ちが落ち込んでしまう。僕は会社もやっており普通に消費税も払っているのでそこまで影響はないのだが、本来負担を軽減して大きく育てる時期のクリエイターや個人商店、マイクロビジネスなどが、課税事業者になることでそれなりに消えてしまうだろう。種籾を食ってどうすると思うのだが、ただクリエイターたちが消えるにせよそれは定量的に計測できる指標ではないので、どうなっても誰も責任を取らないだろう。先日書いた〈構造〉というやつである。気持ちが落ち込むのは〈構造〉が今後の社会をどういう方向に進めていくのかということだ(こうやって書くと陰謀論者の怪文書っぽいが……)。
2022/06/10 14:46
体調は割とよくなり、また原稿を書いている。最近は千葉雅也さんに影響され、WorkFlowyというアウトライナーを執筆に取り入れた。これにより書きかたも変化し、15分ほどアウトライナーを書く→45分ほど原稿を書く(原稿用紙4枚くらい)というサイクルで書いている。これで書くペースが安定するか様子見。
月村了衛さんの『機龍警察 白骨街道』をようやく読んだ。冒険小説としての密度とテンションは相変わらず凄まじいのだが、何よりもすごいのは、作中に出てくる敵が単なるテロリストやらなんやらを超えて、ほとんど人間が社会を構成する以上否応なく生まれてしまう〈構造〉みたいなものにまで深化している点だ。こういうものを描いた作品として、例えば山崎豊子の『沈まぬ太陽』やら、コーマック・マッカーシーの『悪の法則』やら、佐藤究さんの『テスカトリポカ』やらがあると思っているのだが、これらの作品は〈構造〉に敗北する話、もしくは〈構造〉の内部者の視点からその瓦解を描く話であって、〈構造〉と真正面から戦い勝利を収める物語は成立しうるのか、そういった面でのスリリングさもある。あと何巻続くのか判らないのだが、絶対に完結まで読みたいシリーズだなと改めて感じた。
昨日は作家仲間の皆さんとコロナ禍以降、初の飲み会。やはり同業者の皆様、諸先輩の皆様の話を聞くのは面白い。今年はパーティーも復活するかも? という機運が各所で高まっているようなので、また皆さんの顔がみたいな。
2022/06/06 12:55
引き続きあまり体調がよろしくない。天候の変動が激しいせいもあるのかもしれない。やることも多くパンク気味なので、体調管理に努めたいところ。