逸木裕のWebSite

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2020/04/20 18:24

相変わらずコロナ禍が収まらず、ついに僕の仕事にまでダイレクトに色々な影響が出はじめているのだが、こんな状況でも粛々と目の前の仕事をこなすのみである。幸い文筆もプログラミングもリモートでやることができる仕事。仕事の場すら奪われてしまった人が大勢いるのだから、自分が頑張らないでどうするという心境。

そんな中、『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザーPARTⅡ』を久々に見た。連続ものだが映画の内容としては全く違うもので、『ゴッドファーザー』はプロットが非常にシンプルなのに180分間ずっと面白い。PARTⅡは人間関係も起きる事象もかなり複雑になっているが、そのカオス込みで楽しませてくれる。好きなのはⅠのほうなのだが、双方素晴らしい映画だと思った。

読書のほうはコリン・ウィルソンとその息子が書いた『殺人の人類史』を読んでいる。これも面白い。殺人という切り口から人類史を俯瞰していくノンフィクションでキューブリックの『2001年宇宙の旅』や佐藤究さんの『Ank: a mirroring ape』などを想起させる知的面白さがある。スティーヴン・ピンカーの本も買ってしまった。読む時間があまりないのだが頑張ってインプットする。

2020/04/16 16:11

『銀色の国』再校ゲラを提出し、これでほぼ作業は終わり。良い結果になることを祈るのみ。
『少女は夜を綴らない』文庫版のゲラ作業と、新しい長編小説を書きはじめている。書きはじめは手探りで行きつ戻りつ、物語がドライブするのを作者も待っている感じ。

篠田節子先生の『仮想儀礼』を読む。めちゃくちゃ登場人物が多い群像劇ながら、全員が生き生きと描かれていてものすごく多層的な小説世界が構築されている。それでいて読みやすく、徹頭徹尾エンターテインメント。すごい作品だ。

2020/04/12 15:58

世相がどんどん暗くなっていく。ただ自分にやれることをやるのみ。

2020/04/08 22:16

長編の改稿を送付し、『銀色の国』の再校ゲラ。の傍らに、久々に新しい長編を書いている。真っ白なキャンパスに文字を刻んで作品世界を切り開いていく感覚、何度やっても不安定で少し怖い。

しかし世間はコロナ禍がとどまるところを知らず、ついに緊急事態宣言が発令、東京都下の店舗は軒並み営業縮小か臨休へ。書店もしまっているところが多く、書店員さんの身の安全を考えると妥当だとは思うが、本が出たばかりの作者の心境を考えると胸が痛む。早いところこの騒動が収まってくれることを願いたいし、何より体力のないところは自治体による手厚い保障が欲しい。

そんな中、かわいいイヤホンを買った。AG-TWS02のグリーンモデル。本当はこの下位機種のAG-TWS03が欲しかったのだが、これは大人気機種につき一ヶ月以上待ったの入荷せず、仕方なく02を購入。音質も嵌め心地も大変よく、ミュージックライフを楽しめそうな気がしている。

2020/04/03 08:18

引き続き長編改稿。山場なので寝ても覚めてもそのことばかり考えていて、たまに自分の住む場所が現実なのかフィクションの中なのか判らなくなる。懸念はだいぶ潰したので、あとは書くのみ。

今日のBGMはヴェンゲーロフのベトコン。

https://www.youtube.com/watch?v=gIdqiis3Mts

2020/04/02 17:45

久々の日記。ゲラ地獄は終わり、プロットの提出もひとつ終わり。現在は別の長編の改稿中。これが終わったら『銀色の国』『少女は夜を綴らない』の再校ゲラが届くのでそれをやり、プロットをもう一本。そのころにはまた別の長編の初稿に取りかかれそう……というスケジュール。

しかしコロナ禍が凄まじく、僕も現在はほぼ在宅ワーク。作家業とプログラマー業というのはとてもよい仕事で、在庫リスクも固定費もないため不況がきても即倒産ということがない。しかも作家業はまかり間違ってヒットが出ればスケールもするという、労働集約型の仕事からは考えられないすごい仕事である。一方、固定費のかかる音楽業界や飲食業界は大変な苦境で、ミュージシャンや飲食の友人は苦しんでいて大変そうだ。遅くとも今年いっぱいくらいでワクチンや薬が整備され収まると思うので、あと一年なんとか凌いでほしい。普段の生活が戻ってきたら、大勢友人をつれていくので。

今日のBGMはショスタコーヴィチの『バビ・ヤール』。


https://www.youtube.com/watch?v=YOmfNobfeqw

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